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だって、カッコいいんだもん。

こんにちわ。

先日、1分程遅刻しました。

藤本くんじゃないですけど。。
言い訳させて下さい!

その日もいつもの通り家を出て、いつもの道をスイスイ自転車漕いでいたんですけど。
私の少し先をお婆ちゃんが自転車で走ってまして。
その横を車が追い越す際に突然バランス崩してガッシャーン。。。
お婆ちゃんひっくり返っちゃって。

おぉーッ。大変だっ!

思わず駆け寄ってみたけれど、どこもケガは無い様子。
とりあえずホッと一安心。

でも次の瞬間、お婆ちゃん「立たせてくれ。立たせてくれ。」って。
よく見ると杖も転がってたし、とりあえず足腰が悪いのだろう。

「じゃあ、後ろから抱えてせーので立ちましょうか?いきますよー。せーの。」

「。。。」

とても小柄なお婆ちゃんなのに、何?この重さ。

「もう一回いきますねー。せーのー。」

どう頑張っても少し浮く程度で全く歯が立たず。
プリントイエローでは中々のマッスルタイプだと自負していたのに!
なんか悔しい! いや、どうしよう。。

「どうしました?」
ふり向くとピンクの何ちゃらデイサービスの上着を着たザ・おばちゃん。
事情を説明すると、
「姉ちゃん。こうするねんで。見ててや。」と、ズボンの腰辺りをグッと掴んで
あっと言う間に立たせてくれました。

「私な。救急救命士の免許も持ってるねんで。」と一つ自慢をしてサッサと去って行きました。

私もお婆ちゃんに別れを告げ、また会社へと向かったんですけど。

『お、おばちゃん、カッコいい! 介護の世界は奥が深い! 』と頭の中はそればっかり。

いや〜。ステキな出会いでした。
まだ70歳の姑の家に向かい「私頑張ります!」と何か色々誓うのでした。